リースとは「賃貸借」を意味し、企業が必要とする機械装置等を、その企業に代わってリース会社が購入し、長期にわたって一定のリース料を受け取ることを条件に当該物件を賃貸することをいう。

リース取引の行われる経済的背景

そもそも何故リース取引が行われるのか。ユーザー企業が直接金融機関から資金調達できれば、何もリース会社など通さずとも、自ら物件をメーカーから購入すればよい。そしてリース料を支払う代わりに金融機関に借入金の返済に回せばよいはずである。

しかしながら、信用力に難のある中小企業においては、金融機関から直接融資を受けるという資金調達力に乏しく、そのため信用力のあるリース会社が介在することとなる。

また、リースには資産管理を簡便にするなどのメリットもある。

このような経済的背景のもとリース取引が一般化している。

ただし、リース取引にも、リース資産の陳腐化などにより、利用価値がなくなった場合でも、ファイナンスリース取引は中途解約ができないため、新機種への変更などが容易にできない等のデメリットもある。